むちママの子育てデビュー

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ウンナ母斑 異所性蒙古斑について

娘には首の後ろにウンナ母斑、両肩と足首に異所性蒙古斑があります。どちらも結構はっきりしていて、おそらく消えることはないだろうと考えています。自然に消えることはなくても、治療はしないことを私たち夫婦は選択しています。

 

まずは首の後ろのウンナ母斑。レーザー治療により髪の毛は生えてこなくなるリスクがあるため、ここは治療をしない方が多いみたいです。よく見てみると夫にもウンナ母斑がありましたが、かなり小さく・薄くなっていて、髪の毛で隠れています。夫自身も私に言われるまで気づかなかったようで、誰かに指摘されたことはないようでした。女の子なので、もしかしたらポニーテールをすれば見えてしまうかもしれませんが、隠せる範囲のものだと思いますし、「コウノトリの嘴のあと」なんていう素敵な言葉もあるので、親としてはウンナ母斑があることをネガティブに思うことは全くありません。娘にもネガティブに捉えないでもらえるように、「コウノトリの嘴」の話をしてあげようと思っています。待ち望んだ妊娠だったのできっとコウノトリが一生懸命落とさないように運んできてくれたんだなあ〜なんて考えています。

 

それから両肩と足首の異所性蒙古斑。産まれたときから、夫とは特別治療しなくていいよね、と話をしていました。なんとなく治療は痛そう・・・という考えからです。なんですが、暑くなりノースリーブに半ズボンという格好で過ごしていると、蒙古斑に気づいた人から「これ何?何か病気?治療しないの?」と聞かれることが増えてきたので、治療すべきかどうかをもう一度夫婦で話し合ってみました。

お世話になっている皮膚科の先生に相談してみたところ、

・異所性蒙古斑の治療はレーザー治療で強い痛みを伴う

・数回の治療で終わるものではなく長い時間かけて治療する

・治療後は火傷のようになるのでケアが必要でもちろん赤ちゃんにとっても痛み・かゆみがある

・治療を行なっても、完全にきれいになるものではなく跡は残る

一般的に異所性蒙古斑の治療は早期に開始することがセオリーだが、自分の娘だったらと考えると治療のメリットよりも治療の苦痛の方が大きいとコメントをいただきました。夫とも再度相談し、蒙古斑があることよりも、治療による痛みの方が苦痛であるという考えに至りました。

 

もちろん、いろんな考えがあるので、治療を選択する方も正解だと思います。いろんな選択肢がある中で、私たちの選択は、治療をしないというものになりました。

 

「これ何?治療してあげないの?かわいそう」と言われることもある中で、父が娘をお風呂に入れてくれたときの一言。「この子、肩に青い模様があって個性的で可愛いね!」爺バカですが、蒙古斑を「個性」と捉えて可愛いと言ってもらえたことがとても嬉しかったです。

我が家の場合はアザですが、世の中にはいろんな「個性」があると思います。人と違う個性を「かわいそう」ではなく「素敵」と言えるような人になりたいなと思った瞬間でした。そして、娘にも自分の個性を誇りに思ってもらいたいです。