あの日の自分に教えたい出産準備リスト〜授乳・調乳〜
うちは早々にミルク拒否・完母になったので、買わなければよかったと思うグッズもたくさんあります。基本的に授乳グッズは産前にある程度目星をつけておき、産後に家族に買いに行ってもらうくらいの気持ちでOKだと思います。
粉ミルク・液体ミルク
はじめのうちは飲む量も少ないので、試供品で足ります。Amazonベビーレジストリやアカチャンホンポでもらえるサンプルを活用し、不足したら買いに行けばOK。この間に完母に移行すれば買い足しは不要です。
哺乳ビン
ガラス・150cc程度のものを一つ買っておけばOK。ガラスの方が衛生的で冷めるまでの時間も早いので、最初のうちは重宝します。自分で持つようになったらプラスチックも便利みたいですが、まずはガラス1本で十分です。
乳首の買い替え不要なChuchuベビーの哺乳瓶を買いましたが、娘は気に入らなかったようで完全拒否になってしまいました。周りでもこの哺乳瓶を嫌がる子が多いので、乳首の感じが独特なのかもしれません。我が家は大きいサイズも同時に購入しましたが、一度も使わずに今に至ります。
哺乳瓶洗浄
専用洗剤は使わず、大人と同じ食器洗剤で洗いました。生後4ヶ月くらいまでは電子レンジで消毒しました。(飲まないけれどたまにミルクチャレンジをしていた)使わなくなったときに本当に置き場所に困るので、できるだけコンパクトな洗浄容器を選ぶのがおすすめです。調乳ポットは産院では衛生的にあまり勧められませんでした。最初の子供だったので、産院で進められた「やかんでしっかり沸かす」を徹底していたため、調乳ポットは不要でした。
搾乳機
産院で、搾乳した母乳をあげることは衛生面であまり勧められませんでした。うまく飲めない、新生児から入院しているなどの特別な事情がない限りは、搾乳した母乳は廃棄するよう指導を受けました。お乳がパンパンに張っていると赤ちゃんがうまく飲めないことがあるので、授乳前に少し搾乳したり、寝る前に少し搾乳したりという点で搾乳期は重宝しました。断乳の際にも搾乳機を使いながら少しずつ母乳を減らしていくといいと聞きます。
ピジョンの搾乳機は分解して洗うことができるので清潔で、簡単に搾乳することが出来ました。絞りすぎを防ぐためにも電動ではなく手動がお勧めです。
あの日の自分に教えたい出産準備リスト〜ベビーウェア〜
肌着
短肌着、コンビ肌着、長肌着、ボディスーツ(ロンパース)と種類があり迷いますが、私はやっぱり短肌着+コンビ肌着がベストだと思います。お部屋があたたかいときにはカバーオールを着せずに肌着だけで過ごしたりもする新生児期。ボディスーツだと太ももからのうんち漏れがダイレクトに寝具や大人の衣類を汚してしまい、洗濯物がすごい量になってしまいます。その点コンビ肌着は足回りまでカバーしてくれるのでうんちが漏れても肌着でカバーしてくれることが多いです。(うんちの量にもよる)新生児期は「肌着の洗い替えが間に合わない!」と慌てたことはありますが、「寝具の洗い替えが間に合わない!」と慌てたことはありません。
暑い時期でも紐でサイズが調整でき、赤ちゃんの身体にフィットさせやすいコンビ肌着は、胸元・背中・脇・太ももの汗疹を防いでくれるので便利です。生後8ヶ月の娘はパジャマがわりにコンビ肌着(70)を今も着ています。セパレートのパジャマも購入しましたが、寝ている間におむつをサッと変えられるのでコンビ肌着を重宝しています。
カバーオール
あんよをバタバタしない時期はドレスオールが良いと聞いて購入しましたが、娘は産まれたときからあんよをバタバタしていたので、ドレスオールはいらなかったなと思います。胎動も激しく、よく足が飛び出てきてたのでよく考えればわかることでした・・・。産院で退院時にもらった服も足が分かれているカバーオールだったので、最初からカバーオールを購入すればよかったです。2wayオールよりも普通のカバーオールの方がボタンは止めやすいです。
授乳スタイ・スタイ
スタイは生後3ヶ月頃、よだれが出始めるまでは不要です。それまではむしろ顔にかかってしまう危険を考えるとない方がいいです。授乳スタイはガーゼハンカチで代用できます。ガーゼハンカチは沐浴・顔を拭く・汗パッド代わりととにかく多様しますので、ガーゼハンカチを大量に用意しておくことをお勧めします。
汗取りパッド
沐浴用の大きめガーゼを背中に入れておけばOK。専用のものは入りません。
ミトン
結論から言うと、不要です。娘にもたくさん用意しましたが、自分で外してしまい、外れたミトンが顔にかかってしまうこともありました。試行錯誤の結果、少し大きめのカバーオールを着せて、手が出ないようにするのがベストでした。
おくるみ・バギーオール
ガーゼタイプのおくるみ2枚、足付きおくるみ1枚を用意するのがお勧めです。ガーゼおくるみは湯あげタオル、シーツ、肌がけと多様できますし、すぐ乾くので年中重宝します。足付きおくるみは着せたまま抱っこ紐・ベビーカーに乗せられるので防寒着としても優秀です。フードがついているものにすると本当によく寝てくれて、お昼寝の強い味方でした。寝ぐずりが始まると足付きおくるみを夫が急いで取りに行ったものです。
あの日の自分に教えたい出産準備リスト〜産前編〜
必要なものがわからず、何を選んだらいいかもわからず、そしてマタニティハイになりながら非常に非効率な買い物をしてしまった産前産後。あの日の自分に戻れるなら、こんな買い物をするよ、というのをまとめてみました。
母子手帳ケース
母子手帳ケースには、妊娠中は母子手帳と健診のチケットを保管していました。産後は母子手帳・お薬手帳・保険証・診察券と娘に関するものをひとまとめに保管しています。小さなカバンにも入れられるよう、デザイン性よりもコンパクトなものをお勧めします。お住まいの市区町村によって母子手帳のサイズも異なるので、母子手帳をもらってから、そのサイズにぴったりのものを選ぶのがお勧めです。(私はデザイン重視で大きいものを買い、後悔しています)
マタニティインナー
おなかが大きくなっても着れる、ブラトップタイプをお勧めします。マタニティブラも購入しましたが、タンクトップやキャミソールも入らなくなり、結局ブラトップタイプを買い直しました。ワイヤーもないので24時間つけていて苦にならないのがいいです。産後は母乳が染み出してくるため、寝るときもブラと母乳パットが必須なので、着ていて楽なものがいいですよ。おすすめなのはアカチャンホンポ ブラトップです。そこそこしっかり胸を支えてくれて、お腹周りはゆったり。カップは縫い付けられているので、洗濯でずれることがありません。妊娠〜産後まで毎日着ていますが、多少毛羽立つものの伸びたりヨレヨレになることはありません。カップの形も授乳がしやすいようになっています。
妊婦帯
おなかを支えるだけでなく、冷やさない効果もあるワコールのものがお勧めです。妊娠初期〜臨月まで長く使え、産後骨盤ベルトが不要になったけれどまだ少し不安、という時期にも活躍しました。
マタニティウェア
トップスは丈が長めでゆったりしたものならなんでも大丈夫でした。旦那さんのTシャツを借りて乗り切る人も多いみたいです。私は夫が着なくなったパーカーを産前〜産後までずっと愛用しています。おなかが大きくなってきたらワンピースがおすすめ。翌年には授乳もほぼ終わっているので普段着として着ることができます。専用のものは特に必要ありませんでした。シャツワンピなら、授乳中も大活躍です。
ベビー用品のお店でもらう出産準備リストには他にも細かくありますが、妊娠期間に特別に用意した方がいいのはこれだけだと思います。マタニティハイでたくさん購入したくなりますが、産後、赤ちゃんが産まれたらもっと買い物は楽しくなりますよ。そのときまでグッと我慢です。
あの日の自分に教えたい出産準備リスト〜入院準備編〜 ※コロナ禍バージョン※
入院準備に必要なものは、コロナ前と後ではちょっと違うんじゃないかなと思います。
産院によりますが、コロナ後は立ち会いNG×、立ち会いはできるけど産まれる瞬間だけ、面会NGがほとんどだと思います。洗濯物の受け渡しがスムーズにできなかったり、陣痛も家族のサポートは得られないので、必要なものがちょっと変わってきます。
マタニティパジャマ△
私の産院では、病院で貸し出してくれました。毎日交換してくれるので、自分で用意するものは0。コロナ禍で産院が準備するところも増えているようなので、産院に確認してみてください。必要な場合は洗濯物の受け渡しが難しくなることを考慮し、また、母乳や悪露で汚れてしまうこともあるので多めに用意するのがベターです。上下分かれているものを、同じデザインで複数枚用意しておくと、上だけ・下だけの交換ができるので便利です。
ペットボトルストロー◎
100均で十分なので必ず用意した方がいいものです。陣痛の間だけでなく、出産直後は本当に起き上がるのも億劫なので、衛生面を考えて2-3個持っておくといいと思います。通常分娩であれば2日後には起き上がることができるので、ストローはいらなくなります。
産褥ショーツ◎
産院の入院セットに3枚入っていましたが、悪露で汚れてしまったので+2枚程度用意しておくと安心です。捨ててもいいくらいの気持ちで、安価なもので十分です。
骨盤ベルト△
産院で購入できるものにしました。産後は助産師さん・看護師さんにつけてもらったり付け方も教えてもらうので、その産院で使い慣れたものが良いと考えました。
産褥パッド△
産院の入院セットに入っていたため、特別用意はしませんでしたが、念の為多い日の夜用のナプキンを一袋持って行きました。産褥パッドの方が大きく分厚いため、会陰切開した部分のクッションにもなり便利でしたが、入院の後半にもなると夜用ナプキンの方がずれにくくて安心でした。
清浄綿×
購入しましたが結局使っていません。水99%のおしり拭きで手も口もふけるし、濡らしたガーゼで拭いた方がきれいに拭き取れます。
母乳パット△
入院セットに入っていたので、入院中は追加は不要でした。退院後はすぐに必要になるので出産前に買っておくと安心です。
乳頭ケアクリーム ◎
一旦乳首が切れてしまうと治るまで辛いので、あると安心です。私は大きいサイズのものを買いましたが、赤ちゃんが上手に吸えるようになってくると使わなくなるので小さいもので十分でした。(実際に使用したのは産後3週間程度)
「なくても」時短は叶えられる
共働きの強い味方の便利家電。欲しいなと思う場面も多々あるんですが、
・場所をとる
・家電が増えると手入れも大変
・処分も大変
・価格が高いので失敗できない
という理由で新しいものを購入するのは気が引けてしまいます。
日本の企業の努力は素晴らしいもので、「それじゃないとだめ」という思い込みを捨てれば時短の方法はいくらでもあります。
食洗機がなくても時短
食器洗いは食洗機がなくても時短ができます。私の大好きなメーカーの一つ、ライオンが販売している「Magica酵素+」を使ってつけおき洗いをすれば、ささっと洗って濯ぐだけで食器洗いは終了です。ゴシゴシ擦る必要は全くナシ。洗い残しの二度手間もありません。
炊飯器でほったらかし料理
自動調理器がなくても、炊飯器を使うことでほったらかし料理が可能です。私がこれまで作ったのは、チャプチェ、麻婆豆腐、麻婆春雨、蒸し鶏、チャーシュー、肉じゃが。まだまだ可能性は無限大です。
衣類乾燥機がなくても時短
洗濯で一番時間がかかること=干す作業。
衣類乾燥機があれば干す作業自体なくせるのですが、衣類のダメージが嫌なので私は乾燥機は極力使用しません。干す作業の手間を楽にするポイントは2つ。
①小さいものはネットでまとめて干しやすく
靴下、ハンカチ、フキンなどの小物、娘の衣類はそれぞれ大きめのネットにある程度まとめて入れて洗濯します。小物が散らばっていないだけで洗い上がった洗濯物がスッキリ見え、どれから順番に干せばいいのかが一目瞭然です。靴下のペアを探す手間、仕分けの手間がなくなるだけでかなりの時短になります。
②洗濯機の前で干し、干してからベランダへ。
一旦かごにうつす一手間をなくすため、洗濯機の横にハンガーをかけて干し、ベランダに運んでいます。持ち家であれば、洗面脱衣所に干すクリーンなどで物干しを設置してしまうのも手だと思いますが、賃貸なのでそれができません。我が家では鴨居フックを利用して物干しをしています。部屋干しの際にスペースが足りないときなんかも活用でき、とても便利です。
夫に整理整頓してもらった方法
娘が産まれてからは、娘にとって安全で過ごしやすい家にするため、かなりのものを処分しました。私自身は産後すぐにスイッチが入り、それまで持っていたものの1/3までものを減らすことができました。
一方、夫は「かっこよくおしゃれなパパになりたい」と引き続き新しい服を買ってくる状況。基本的に休みがないため私服を着ることはほぼないので、新品同様の服がたくさんあります。「娘のものが増えるのだから、自分のものは減らしていかなければいけないよ。娘がはいはいするようになると危険だよ」と何度も言いましたが、「全て必要なものだ!危険じゃない!」と機嫌が悪くなり、困っていました。
母に相談すると、「一部屋を夫の部屋にして、そこに全て夫のものを入れなさい。別の部屋に置こうとした場合も、全て夫の部屋に戻すようにしなさい。」とアドバイスをもらい実践しました。
一部屋を夫の部屋とし、夫のものは全てそこに収納。家に二つあるクローゼットの1.5個分は夫が使っていたため、当然クローゼットに入りきらず床に山積みになる服。夫の部屋は大量の服で溢れかえりました。
母が言っていた通り、夫は自分の部屋がめちゃくちゃなのでリビングや私のスペースに自分のものを置き始めました。大変ですが、都度都度全て夫の部屋に戻すようにし、絶対に他のスペースには置かせないことを徹底しました。
すると、自分の部屋が「過ごしにくい」環境であることから、段々と片付けをするようになり、使わないものを処分し始めました。
片付けの中で、買ったことを忘れていた服が大量に出てきました。夫が次々と新しいものを買っていた理由はここにあり、自分の持ち物を把握していないために同じようなものを買ってしまう。→奥に仕舞い込んで忘れてまた購入。という悪循環だったようです。
・自分のものは自分で管理させること。
・収納スペースを決めること。(ここに入りきるものしか持たないを習慣づける)
これが夫にものを片付けてもらったポイントです。
余談ですが、洗濯機でガンガン洗えないデリケートな衣類ばかり好んで着ていた夫。はじめのうちは娘のヨダレ・吐き戻しがついた部分を手洗いしてあげていたのですが、それもやめました。洗い方を教え、自分でやってもらうようにすると、大変さがわかったのかデリケートな衣類を着なくなりました。
大量の服をぎゅうぎゅうにしまい込むコツやグッズはいくらでもありますが、クローゼットに隙間がないとカビが生えたり服がシワになったりします。大切な服を素敵に着こなすためには、「管理できる量」を守ることが重要なんじゃないかと思います。
男性の育児休暇について思うこと
男性の育児休暇取得推進が話題になっていますが、我が家も夫に育児休暇を取得してもらった経験があります。
退院後の1週間、夫は育児休暇を取得し、私と娘と一緒に里帰り先に滞在。実家の両親は仕事をしていたため、1週間だけ、家事・育児のサポートを夫が中心に行ってもらいました。
良かったと思う点
コロナ禍で両親学級がなかったため、ミルクの作り方、おむつの変え方、沐浴の仕方という基本的なポイントを覚えてもらういい機会になりました。また、産後は心身ともに大きなダメージがあることを目の当たりにし、考えを改めてくれる機会にもなったと思います。
失敗だったと思う点
育休の間の仕事をカバーするため、育休明けは普段よりも残業や休日出勤が増え、全く育児に参加できない期間が続きました。気づけばミルクを飲む量も、寝かしつけの仕方も、お風呂の入れ方も退院後の1週間とはまるで変わっていて、育児の変化に夫が対応できないまま半年が過ぎてしまいました。夫は、妻に聞かないとわからない環境により自信を喪失してしまい、私は夫に頼れない不安感や都度説明する煩わしさからストレスを感じました。待ち望んでいた娘の誕生だったのに、お互いに育児を楽しめない期間が半年続いてしまったように思います。確かに産後すぐは家族のサポートが不可欠な時期ですが、ずっと続いていく育児。一時的な休暇の取得だけでは不十分でした。
育児休暇よりも大切なこと
残業や休日出勤を減らし、テレワークを増やすことで、男女問わず家庭で過ごす時間を増やすことが重要だと思います。日々家族と過ごす時間をしっかり持つことで、子供の変化を知ることができ、男性がより育児に参加しやすい環境が作れるのではないでしょうか。
子育て世帯に優しい労働環境は、みんなにとって働きやすい環境
これから子供を授かりたい世帯、子供を育てている世帯、どちらにとっても「家庭での時間を十分に持つこと」はとても重要です。子供が中学生、高校生、大学生になっても、家族で食事を共にできる環境は心の安定にとても重要なことだと思います。
それから、子供が手を離れ、定年を目前にしている両親は「定年後も働き続けたいが、体力の衰えを感じる。これまでちょっと無理すればできた長時間労働や休日出勤は難しく、会社の期待に応えられない」と言います。ちょっと無理すればできた長時間労働や休日出勤は、ちょうど子供を育てている私たち世代にとってもない方がいいものです。それがなければまだまだ働けるのであれば、年金を受給せずにできるだけ長く働いてもらったほうが社会全体にとってもいいと思います。
少子化対策に希望すること
①経済的な安心感
老後を間近に控えた親の経済的心配、子供の教育費用の心配を考えると、複数の子供を持とうと思えない現状があります。祖父母世代がいきいきと働くことができ、安定した十分な収入を得られること。親世代が家庭と仕事の両立ができ、安定した収入を得られること。この二点は少子化対策に盛り込んでほしいなと思うものです。
②労働時間、労働に付随する時間の削減
夫婦ともに育児に参加できるよう、男女問わず家庭に割く時間を増やす必要があります。テレワークなんかはいい例で、「移動時間」が減ることでその分を家族の時間に充てることができます。自宅で仕事することで、昼休みにちょこっと夕食の支度をすることができるのも効率的です。