むちママの子育てデビュー

マタニティ用品、ベビー用品などなど

妊娠後期のコロナワクチン接種について。接種を見送った理由

私の住む自治体では、8月末から新型コロナウイルスワクチンについて妊婦への優先接種が開始されました。首都圏在住であること、夫は在宅勤務のできない職種であることから、ワクチンの接種について検討しました。

結論から言うと、かかりつけの産科医に相談の上、私の場合は妊娠中のワクチン接種は見送ることにしました。

 ワクチン接種を見送った理由① 妊娠後期の解熱剤服用リスク

私は体質上、高熱が出やすい体質です。少し風邪を引いただけでも38度以上の熱が出たり、張り止めの副作用でも熱が下がらず苦労しました。新型コロナウイルスのワクチンの副反応に「発熱」がありますが、妊娠中に38度以上の高熱が数日続く場合は解熱剤の服用が必要になる場合があります。

妊娠中も服用可能とされる解熱剤「カロナールアセトアミノフェン系)」ですが、妊娠後期の服用は「胎児動脈管収縮」のリスクを高めるとのことです。この胎児動脈管収縮は最悪の場合で胎児死亡につながる場合のある事象とのことで、かかりつけの産科では妊娠後期の使用はやむ負えない場合をのぞき推奨しないとのことでした。

妊娠後期の妊婦にアセトアミノフェンを投与すると、胎児に動脈管収縮を起こす可能性がある

アセトアミノフェンの胎児動脈管収縮に関する注意喚起について(医薬品医療機器総合機構)|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY

副反応による発熱の可能性が高い、かつ安心して服用可能な解熱剤がないという状況です。

 

ワクチン接種を見送った理由② 出産時に発熱している場合の対応

仮に今すぐワクチンを接種できたと仮定すると、2回目の接種がちょうど正産期に入ります。ワクチン接種後の副反応により発熱している状況でお産が始まると、病院側ではすぐに受け入れができません。受け入れ準備のためにPCR検査を実施し、感染による発熱ではないことを証明してからの受け入れになるとのことです。お産の進みが早かった場合、緊急を擁する場合には大きなリスクとなり、臨月でのワクチン接種は積極的に推奨しないとのことでした。

 ワクチン接種を見送った理由③ 現状の感染リスク

切迫早産で実家にて安静中です。日々一緒に過ごす両親はすでにワクチン2回接種を終えており、夫も今週中に2回目の接種を終える予定です。食事は別で取り、室内でもお互いに不織布マスクを着用、タオルも共有しないなどの基本的な対策をとれているため、感染のリスクは高くないと考えています。また、万が一に備え抗原検査キットも自宅に常備しておくことにしました。

 

感染リスクとワクチン接種のリスクを比べたときに、私の場合はワクチン接種によるリスクの方が高いと判断しました。授乳中の接種は特に問題がないようなので、産後外に出るようになるまでにはワクチン接種を終えられればいいなと思っています。感染リスクの高さや体質は個々に異なるものなので、かかりつけ医に相談して良かったと思ってます。

今、ワクチン接種を迷われている方はぜひ参考にしてみてください!